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月刊競書雑誌『不二』3月号 昇段試験の合格への解説

2016年02月11日 
[未分類][毛筆の書き方]

米芾は北宋の書家,画家。

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米芾は北宋の書家,画家。
宋の四大家の一人で、蘇軾(そしよく 1036~1101)
・黄庭堅(こうていけん 1045~1105)
・蔡襄(さいじょう 1012~1067)がいます。
米芾は母が英宗皇后の乳母であったため貴族社会に育ち、もっぱら詩書画の世界で活躍した。
書においては蔡襄・蘇軾・黄庭堅とともに宋の四大家と称され、米芾は4人の中で最も書技に精通していたそうです。
下記は今月課題の6文字

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予を引き(席を)並べて

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席を(並べて)而して座る

筆圧の変化、俯仰法(ふぎょうほう)、大小のリズム、起筆の妙、傾きにによる動的表現の妙特に而してふくらみのある線の表現にこだわって、臨書ください。
俯仰法(ふぎょうほう)とは左払いなど左に筆を運ぶ場合は筆管を左に傾けて手の甲を上にし(俯)、右払いなど右に筆を運ぶ場合は筆管を右に傾けて掌を上にする(仰)用筆法をいう。

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→の部分を練習して、このような線質を出す練習をしてください。

坐は思い切り小さく筆脈に注意。
縦画の起筆は蔵筆、もしくは逆筆になるくらいの気持ちで書いてみましょう

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章法とは
ここでは書作品に重要な章法(しょうほう)について。
章法とは行の構成のしかた、中心のとり方のこと。
また、変化の妙をきわめ、かつ、全体の統一調和をはかる方法のことです。
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最後に中本が臨書してみました。


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